2015年5月8日金曜日

「おでかけたい」5月イベントは郡山宿「椿の本陣」~万博「日本庭園」



         

         

         

本日は、高齢者・身障者日帰り旅行支援Vグループ「おでかけたい」27年度前期2回目イベント日、予定行先は、茨木市郡山宿「椿の本陣」~阪急ホテルエキスポ~万博日本庭園。

9:30 逆瀬川駅アピア北集合地に集まった仲間は17人、4台のボランティア提供自家用車に分乗して国道176号線にて茨木市宿川原町「郡山宿本陣」目指す。
京都から西宮までの街道沿いには、山崎・芥川・郡山・瀬川・昆陽の五つの宿場があり、 郡山宿本陣は、そのまん中にある宿駅として、重要な役割を果たしてきました。
御成門のそばにあった椿の木が、毎年五色の花を咲かせたことから、「椿の本陣」とよばれ、人々に親しまれて来ました。


本日は事前予約したところ、生活されている本陣当主(93歳)が無料で説明いただく幸運に恵まれ、10:30屋敷居間に座らせていただく。
見取り図は、
①「御成門おなりもん」・・・西側の正門で、大名の家紋入り幔幕と提灯を掲げた。
②上段の間・・・・大名が畳を二重に敷いて寝た休憩・宿泊の間。
③カマヤ・・・食事の準備をした所、煙だし・かまどが置かれている。
④納屋(展示室)・・・かっては厩ウマヤとしても用いられた。高札場の復元、初代椿の老木や修復工事の写真を展示している。
⑤茶室・・・四国丸亀藩主京極能登守から拝領。
⑥米蔵(展示室)・・・・西国街道や郡山宿、休泊手続きや本陣の仕事等をパネル展示をしている。


どっかり胡坐組んで座られた本陣当主は、堂々たる体躯、昭和23年シベリアから帰国されたという経歴からも説得あるご説明に、全員固唾を飲んで聴き入る。
☆「御成門おなりもん」巨木は樹齢400年以上を経た常緑高木「モチノキ」。
☆当時100文(一泊宿泊費)は1,000円くらい、宿帳記録には、踏み倒され、中間二人で取り立てに行かせた。
☆西国大名の宿泊予定はシバシバ反古にされ、本陣は生きていく為に農作に励んだ。
☆参勤交代伴の宿泊費は16文に値切られ、赤字状態だった。
☆浅野内匠頭は4回宿泊したと宿帳に記載されている。
☆本陣当主は、苗字帯刀が許されていた。
☆明治維新前後西国大名はドンドン帰国した記録から当時の幕藩体制は相当緩んでいたことが伺える。
☆幕府崩壊情報は事前にキャッチ、周辺田地田畑を買い上げ大地主になるも戦後の農地改革でスッカラカンに・・・・。

11:30昼食は千里万博公園ホテル「阪急エキスポパーク」にてバイキング料理戴く。
和 「カツオのたたき」・洋「シャリアビンステーキ」・中「北京ダック」等のご馳走に、スイーツも充実、美味しいコーヒーは飲み放題を満喫する。
「阪急エキスポパーク」は、緑豊な北摂の山並、万博公園や太陽の塔が一望できるビタミンカラーを基調とした客室が特色。


午後は、千里万博公園日本庭園見学、積み込んできた車椅子で一周のコースを愉しむ。
日本庭園は、1970年に日本万国博覧会の出展の一つとして、日本政府が造園した面積26ヘクタール の池泉回遊式庭園
庭園の西端には、常緑針葉樹やモミジなどを多植し、深山幽谷の景色を醸しだしています。
私を含め10数年ぶりに訪れた皆さんの感想は、樹木の成長と共に、深山幽谷の景色が深く・濃くなった。